ヘルパー2級からのステップアップ

介護福祉士にステップアップしていこう

ヘルパー2級が現在の介護職員初任者研修となったのは、介護職のスキルアップが推進されていることが上げられます。

 

介護の需要が見込まれる中で、質の高い介護の人材を育成していくことは、差し迫った介護問題への対応策だからです。
推進されているという事は、スキルアップがしやすい環境が構築されているとも言えます。

 

では、実際にヘルパー2級からどのようなスキルアップが可能かを、ご紹介していきます。

 

介護福祉士の前に実務者研修

今後の介護職で求められる資格は、間違いなく介護福祉士です。
しかし、介護福祉士には受験資格があり、いきなり受験することは出来ません。
その受験資格の一つが実務者研修の修了なのです。

 

実務者研修の内容は、自宅学習によるレポート作成、スクーリングによる座学と実技です。
ヘルパー2級講座と異なるのは、管理者に近い知識の習得を目指していることと、実技に試験があることです。

 

受講先により異なるかもしれませんが、試験は何度か受けることが可能だと思います。
ただ、不合格の方も数名出ていますので、必ず合格ということはないようです。

 

国家資格である介護福祉士受験

ヘルパー2級取得者にとって介護福祉士の受験資格は、現在は3年間の実務経験です。
しかし、平成27年からは実務者研修の修了が受験資格に加わわります。

 

実は、その分実技試験がなくなるため、面接官のいる中での実技試験が苦手な方にとっては受けやすくなったかもしれません。

 

国家資格の中でも合格率が60%以上という高い合格率のため、スキルアップを目指される方は、ぜひ受験してください。
その後のスキルアップのためにも、介護福祉士資格は基盤となる資格であると言えます。

 

初任者研修と介護福祉士の実技試験

介護福祉士の実技試験では、

  • コミュニケーション
  • 移動・移乗
  • 食事など

といった色々な内容の中から出題されます。

 

しかし、どんな場面の問題が出たとしても、コミュニケーションと移動・移乗は100%出ます。

 

実技試験のポイント

 

なぜなら、どんな場面でもコミュニケーションと移動・移乗は、食事、排泄、入浴・清潔保持、整容等の目的を達成するために手段として欠かせないからです。

 

実際、この2つがしっかり出来れば、実技試験の合格率はかなり高くなります。
実技試験のチェックポイントのほとんどは、どんな場面でもほぼこの2つが占めています。

 

このように話すと簡単に思われるかもしれませんが、この2つの習得は意外に難しいのです。
ですから、初任者研修の時から、このことを意識しておくと良いと思います。

 

コミュニケーションは、初任者研修カリキュラムの5「介護におけるコミュニケーション技術」で学習します。
また、移動・移乗は、9「こころとからだのしくみと生活支援技術」で学習します。

 

介護人材の不足の原因として、賃金以外で挙げられているものが、人間関係(コミュニケーション)と腰痛(移動・移乗)であることからも、それは伺えます。

 

ですから、なおさらこの2つをしっかり習得することは、国家試験に合格する近道であり、離職を防ぐことにもつながるのです。

 

ケアマネジャーと社会福祉士

今までが現場での介護職資格でしたが、その後は介護計画や総合相談援助などの資格になります。
よく耳にするケアマネジャーは、介護の計画書を作成したり各介護サービス事業所と連絡・調整を行う職種です。

 

介護の基盤となる計画づくりや介護環境のコーディネートを行うため、試験も難しく合格率は20%台と低めです。

 

社会福祉士の場合は、より福祉的な職種ではありますが、成年後見制度で注目が集まっています。
そのため、法律や制度への知識が求められますし、書類の作成等もより高度なものになります。

 

こちらも合格率は20%台と低めであり難関試験ですが、就職先が極端に少なく現状ではあまりおすすめ出来ません。
しかし、介護保険制度等の改正が進められる中で、こうした知識が必要不可欠であることから、ケアマネジャー資格と合わせて持っていることは有益かと思います。

 

介護職のスキルアップは、現在一本化されているため、かなり道筋がはっきりしています。

 

ヘルパー2級から実務者研修、そして介護福祉士を取得後は各専門分野に分かれるというものです。
今後独立なども視野に入れられている方にとっては、スキルアップは必須項目であると言えます。

 

介護福祉士の上級資格として、認定介護福祉士が誕生する予定

これまで介護職のキャリアパスとしては、

  1. 介護職員初任者研修(ヘルパー2級)
  2. 実務者研修
  3. 介護福祉士

というのが一般的な流れでしたが、この上に、

  • 認定介護福祉士

というものができる予定です。

 

これは厚生労働省から発表されている情報ですので、本当に誕生する確率の高い資格だとは思いますが、まだ時期については未明ですので、それまでに確実に介護福祉士になっておき次の資格に備えましょう!