介護の入門資格で旧ホームヘルパー2級です

介護職員初任者研修について

介護職を目指されている方の多くが取得を検討される資格、それが介護職員初任者研修(旧:ヘルパー2級)です。
資格取得を支援する介護事業所も見かけますが、求人の応募資格に記載されていることも多く見受けられます。

 

では、実際に介護職員初任者研修とはどんな資格であり、どう取得していくのかを紹介していきます。

 

介護の入門資格

介護保険制度が開始された当初、ヘルパーとして働く方々の中には当時のホームヘルパー2級を取得しておられない方も多くいらっしゃいました。
しかし、利用者に提供されるサービスの質が求められるようになり、次第に資格取得が推進されるようになりました。

 

介護の入門資格

 

というのも、悲しいことに、
未だ高齢者介護の世界は、働いてるスタッフ主体の世界と言われているので、国が制度内でも求めている「自立」しながら「自律」もできる高齢者の生活を支えるための基本的な知識が養われていないのが現状なのです。

 

この様な現状をなんとかする為に「初任者研修制度」は創設されました。

 

介護業務に必要な実技方法はもちろん、認知症への理解や全般的な体の知識、書類作成の基礎なども講座受講の際に勉強します。
介護の基礎を修了したという意味で、介護入門資格と言われています。

 

取得までの流れ

介護職員初任者研修講座を受講し、筆記試験に合格すると修了となります。
講座受講の流れとして、

  1. 自宅学習
  2. スクーリング(座学・実技)
  3. 筆記試験(修了試験)

という過程です。

 

自宅学習では、各スクールにより差異がありますが、教科書を参考にし課題のプリントを作成し提出することになります。
課題修了を前提とし、指定教室にてスクーリングを行います。

 

この際、実技も行うため服装の指定や持ち物の準備があるかと思いますので、忘れずに準備する必要があります。
私が受講していた教室では、忘れ物などはチェックされ評価対象となっていたため、うっかり忘れるとマイナスポイントです。

 

忘れ物が心配な方は、一時的に専用バッグを作り、必要な物を全部入れておくといいかもしれません。
そして、スクーリング最終日に筆記試験を受け、合格者にはご自宅に修了証明書が送られてきます。

 

費用は?

介護職員初任者研修の資格を取る為には、講座を受講する必要があるのですが、残念ながらそこまで安くはありません

 

講座費用は統一されておらず、資格スクールごとに異なっており、

  • 4万5千円
  • 5万5千円
  • 7万2千円
  • 9万円
  • 12万円
  • 13万8千円
  • 15万円

というようにバラけています。

 

最安で29500円などの講座もありますが、通学が必要なので、その講座が通える範囲で開催されていなければ激安でも通うことができません。

 

なので、費用は10万円くらいから見込みを立てておいた方が無難だと思います。

 

教育訓練給付金制度

ただ、介護職員初任者研修は教育訓練給付金の対象となっています。

 

資格取得後に受講料の20%が返還されるので、もし10万円でしたら、実質8万円で講座を受けることができたということになります。

 

注意点としては、一度支払うことが必要で、後からその一部が返ってくるという仕組みなっていることです。
最初から割引になるわけではないので、間違いのないようにしましょう!

 

ハローワークなどの無料講座

不定期にですがハローワークで、介護職員初任者研修を無料で受講できる支援が行われることがあります。

 

それを利用すれば、もちろん授業料は無料となります。
ただ、その分だけ制約が厳しくなっており、

  • 本気で就職する気がないと面接で落とされる(申込者が多いので)
  • 遅刻や欠席時は基本的に認められない

というように、誰もが気軽に利用できるわけではありません。
そうしないと、「とりあえず取っておくか」みたいな無責任な方がたくさん集まってきてしまうからですね。

 

介護職として本気で仕事したいと思っているけど、お金がなくてヘルパー資格が取れない!
と深刻に悩んでいる方は、ぜひお近くの職業安定所で相談してみてください!

 

難易度は?

ホームヘルパー2級時代からそうですが、介護職員初任者研修の難易度はそれほど高くありません。

 

毎回の授業に出席して真面目に受けてさえいれば、落ちようがない資格です。
新たに修了試験が追加されましたが、これも難易度としては高くないので実に90%以上の合格率と言われています。

 

通信で取得できるの?

通信講座もありますので、誤解される方が多いですが、介護職員初任者研修は通信だけでは取得できません
必ず通学(スクーリング)して実技の授業を受けることが義務付けられています。

 

通信講座と名付けられているものは、

  • 通信
  • 通学

を並用した内容になっていて、テキストの座学はわざわざ通学せずに、自宅で進めることができるように工夫されています。

 

働きながら受講する方は完全通学制だと、時間があまり取れず通えなくなってしまうので、そういう方に通信と通学の並用をオススメします!

 

カリキュラム

介護職員初任者研修のカリキュラムは、厚生労働省によって定められているので、どのスクールに通っても有利不利はありません。

 

科目名を挙げていくと、

  1. 職務の理解
  2. 介護における尊厳の保持・自立支援
  3. 介護の基本
  4. 介護・福祉サービスの理解と医療の連携
  5. 介護におけるコミュニケーション技術
  6. 老化の理解
  7. 認知症の理解
  8. 障害の理解
  9. こころとからだのしくみと生活支援技術
  10. 振り返り

となっており、全部で130時間で終えられるようになっています。

 

新制度に伴う実習対応

2013年4月に制度が変わり、施設等での実習はなくなり、代わりに筆記試験が導入されました。
しかし、スクールによっては任意で施設等での実習を提供している場所もあります。

 

私の場合は、2つの施設と在宅サービスの実習体験を行いました。
各施設でのサービス方法や職員の動きは独特で、一度見て置くことは今後の参考になることは大です。

 

受講する教室で施設実習が行われていた場合、時間の都合がつく方はおすすめします。

 

これからさらに介護職への需要が拡大していくと予想されています。
仕事を目的とした取得のみならず、ご自身の家族が介護を必要とされる日に備えて、取得を検討されてはいかがでしょうか。