転職者が施設見学でチェックするべき点

転職時の施設見学の際に見るべきポイント

転職活動中、希望の介護施設に面接に行くと、ほとんどの場合施設内の見学をさせてもらえます。

 

採用担当の方からの説明を受けながらの見学となり、その施設の雰囲気を感じることができます。
逆に言えば、採用担当も案内をしながらも、応募者の様子を観察しているので、双方にとって重要な判断材料になるのです。

 

施設見学の時にチェックするポイント

私が施設見学をする時に、絶対に見るべきポイントがあります。

 

施設見学で見るポイント

 

それは、

  1. 施設の構造
  2. トイレ、お風呂
  3. 利用者の様子と表情
  4. ◎◎法人か?株式会社か?

です。

 

(1)施設の構造

少し変わった目の付けどころと思われるかもしれませんが、私は「施設の構造」に重点を置いて見ます。

 

構造とは、「スタッフルームから、食堂などの利用者共有スペースが、きちんと見えるようになっているか」ということです。

 

死角になっていたら、職員が共有スペース全体を見渡せないので、残念ながら、そもそもの設計思想からして「あまり良い施設とは言えない」と経験から思います。

 

(2)トイレ、お風呂

居室数(満床人数)に対して、「フロアにいくつトイレがあるかどうか?」も、確認するようにしています。

 

内トイレ使用の利用者の人数(自立されている利用者、誘導介助する利用者も含め)にもよるので、多ければ良いというわけではありませんが、トイレの数が多ければ、スムーズに使用して頂けるので、利用者のストレスも軽減されます。

 

本当は、トイレの内部も見学したいのですが、残念ながら、こちらはなかなか難しいのが現状です。
お風呂場も、見学したのが本音ですが、こちらもなかなか難しいです。

 

ただ、デイサービスを併用している施設であれば、大概の場合お風呂場はデイサービスのフロアにあります。

 

入居者さんは他階から移動して、入浴されることになりますので、エレベーターの広さや管理状況は、見ておく必要があると思います。

 

見学の際は、エレベーターを使用するので、こちらは簡単に見ることができるかと思います。

 

(3)私が最も重要視するのは、「利用者の様子と表情」です

私が施設見学で最も重要視してチェックしている点は、もちろん「利用者の様子と表情」です。

 

利用者の様子を見ると、

  • どんな風にこの施設で過ごされているのか?
  • 施設(現在の生活環境)に満足されているか

を予想できるからです。

 

笑顔の利用者が多ければ、満足しながら充実した毎日を過ごしておられる利用者が多いということになります。

 

逆に、暗い表情の利用者が多ければ、「何か不満があったり、ストレスが溜まっておられるのかもしれない」と考えられます。

 

レクリエーションの参加率

基本の食事や入浴と排泄以外に、リクリエーションというものがあります。

 

それに、どのくらいの方が参加されているか?がわかると、その施設の運営が円滑に行われているのか、何となくわかってしまうものです。

 

職員の様子もチェック

利用者以外にも勤務中の職員の様子も確認しましょう。
職員が明るくテキパキと勤務しているかどうか?を見れば、「働きやすい職場なのかどうか」がわかります。

 

(4)◎◎法人か?株式会社か?

会社でも「◎◎法人」と「株式会社」は雰囲気が違います。

 

医療法人は、文字通り病院が主体となり、運営している団体です。
株式会社は、本部組織があり各施設をいくつも運営している団体です。

 

会社は、入ってみないとわからないので、実際に私が経験してきた感想を述べたいと思います。

 

法人(医療法人)の特徴

医療法人は、理事長が全権を握っていてその方針にのっとって全員が動いています。

 

良い点
  • トップダウンなのでわかりやすい
  • 理事長の考えに共感することが多ければ仕事がやりやすい
  • 組織化があまり強固でないので、理事長へのアピールやコンタクトで根回し等がいらない

 

悪い点
  • 理事長が全権を握っているので各部署への委任がされてなく、その点では、やりづらい(会社組織から転職してくるとこの点がネックになる)
  • 理事長以下は、横一直線という感じがして宗教的である

 

株式会社の特徴

株式会社は、社長がいて、会社が組織化しており、それぞれの責務で運営している団体です。

 

良い点
  • 会社が組織化しているので各部署での責任があるので目標を持って仕事ができる
  • 本部があり、雰囲気的には非常にハイセンス
  • 介護の古い感じがなく、チェーンストアの小売業のようで、他業界からの転職者が多いので、いろいろな視点から物事を考えられる

 

悪い点
  • 株式会社なので当然のごとく数値責任を問われる
  • 現場と本部のコミュニケーションがあまり良くない

 

このように法人と株式会社の特徴があります。
ただ、一番は利用者様に対して一所懸命な会社がベストです。

 

売上だけにこだわらず、利用者様の満足度に神経を配ばり、従業員大切に(本部や理事長が話を聞いてくれ、現場のことを考えてくれる)してくれる会社を選ぶようにしましょう!

 

当初は、そういう会社があまりありませんでしたが、ここ最近は、介護業界も他業界からの転職者で考え方が少しずつ変化してきているようです。

 

施設見学のまとめ

見学させて、ただ施設内を見るだけでも、転職に対するテンションやモチベーションが上がってきます。
新たな職場となる施設への理解も深まりますし、応募者にとっては、正に良いことだらけと言えると思います。

 

ある意味では、「面接よりも重要なポイントとなる」ので、積極的に取り入れていきましょう!